更年期で薄くなった髪の毛って治るの?

加齢による頭髪トラブル(抜け毛、薄毛、細毛、白髪、うねり・パサつきなど)は、お肌にシミやシワができたり、体力が低下したりするのと同じように、自然な老化現象の1つです。そのため、完全に予防したり、治したりすることは出来ないのが現状ですが、「諦めるしかないの?」といえば、そうではなく、ポイントを抑えて対策していけば、改善や現状維持は可能です。そこで今回は、更年期で薄くなってしまった髪の毛を、少しでも改善するために出来ることをまとめてみました。

まずは、加齢とともに薄毛になりやすい原因から見ていきましょう。

・毛髪の成長に大きな影響を与えているエストロゲン(女性ホルモン)の減少
エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンの一種で、女性らしい体を維持したり、生殖機能をつかさどったり、お肌を若々しくキープしたり、とても重要な役割を担っています。また、毛髪の成長サイクル(ヘアサイクル、毛周期)にも関わっていて、太く・長く・抜けにくく、ハリ・コシ・ツヤのある髪の毛を維持するためにも役立っています。そのため、エストロゲンの分泌が低下してしまうと、ヘアサイクルが乱れ、髪の毛が十分に育たなくなる可能性があります。
・皮脂の分泌量低下による地肌の乾燥
・基礎代謝の低下
・頭部を流れる毛細血管の機能低下
・髪を育てる毛母細胞の分裂活動が弱まる

手軽に実践できる対策法は、エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンを多く含む大豆食品(豆乳、納豆、味噌、きな粉など)を意識的に摂取すること。注意点として、過剰に摂取しすぎると逆効果になる場合もあるので、1日の摂取目安量はよくチェックしてください。それから、大豆イソフラボンがエストロゲン様の作用をするためには、摂取した大豆イソフラボンが腸内で「エクオール」といわれる成分に変換される必要があります。しかし、この変換ができるのは日本人の約50%と言われています。そのため、もし「腸内でエクオールに変換できない人」に該当した場合、意識的に大豆食品を摂取しても、期待した効果を得られない可能性が高くなります。その場合の対策として、最近ではエクオールを直接摂取できるサプリメントを服用する方が増えてきています。